
2025/7/18 18:06
福島県二本松市の、いわゆるメインストリートにて。
夕方、目の前を車が通りすぎるだけで、通りには人出や活気はほとんどない。
かつては、ここが街を代表する書店だった。名前も、「本田」。
扉の向こうには、もちろん本や雑誌が並び、文房具も少しあった。
閉じられてから、どれぐらい経ったのかはわからない。再開するとは、誰も思っていないだろう。ここが本屋だったことも忘れられていくのだろう。
駅への帰り、裏通りを歩く高校生の姿を見かけることもある。
この本通りを歩いて、また本を立ち読みできたら……
と思うのは、時代錯誤の妄想に過ぎないのだろうか。K.I.


